1970-04-21 第63回国会 参議院 文教委員会 第11号
○須藤五郎君 これは昔の話をするようですが、中里介山さんが「大菩薩峠」という小説を書かれましたね。あのときにさし絵を書いたのが、石井鶴三さんだったのですよ。そのときに、あのさし絵の著作権がだれに帰属するかということで、もめたことがあるのです。それで私たちは、当然さし絵は、絵をかいた石井鶴三さんに著作権がある、こういうふうに判断しておりました。
○須藤五郎君 これは昔の話をするようですが、中里介山さんが「大菩薩峠」という小説を書かれましたね。あのときにさし絵を書いたのが、石井鶴三さんだったのですよ。そのときに、あのさし絵の著作権がだれに帰属するかということで、もめたことがあるのです。それで私たちは、当然さし絵は、絵をかいた石井鶴三さんに著作権がある、こういうふうに判断しておりました。
大菩薩峠なら中里介山の机竜之介と思っていたら、あそこで赤軍派が検挙されて以来、手抜かりなく警戒していたと思うのですが、事前に彼らの企図を察知することはできませんでしたか。ことさらに言をなす者は、政府・自民党がこうした過激派学生を泳がせているなどと宣伝する者がありますが、大臣はいかに見ておられますか。 さらに、事件が冷静になった今日、世論の中には、彼らの資金源を突きとめるべきだといっております。
それに関連しまして、特異な人物、たとえば中里介山の机竜之助とか、眠狂四郎とか、そういう特異な作中の人物をある作者が使う場合に、その名前を使っただけでは別に著作権に触れないというのです。しかし、その作中で、その人物らしい特異な行動をとると、これは著作権にひっかかるというのです。名前だけだったらいいというのです。